電気・設備工事業経営研究会

80年以上の歴史を持つ同社ですが、かつて深刻な人材課題に直面していました。有効求人倍率3倍超の採用難、採用した若手の流出、そして次代を担う中核人材が育たないという「三重苦」は、持続的成長を阻む大きな壁でした。この危機を打開すべく、嘉納社長は「人が辞めない人的資本経営」への大転換を決断しました。独自の採用戦略、報酬体系の抜本的見直し、そして利益を社員の成長へ公正に再投資する仕組みを構築しました。
その結果、工事業界で“常識”とされてきた「若手は育てても辞める」という課題を根本から覆し、平均年齢の若返りと売上・利益の成長を同時に実現しました。
本講座では、嘉納社長がどのようにして三重苦を克服し、「従業員が夢と希望を持てる会社」へ変革したのかを解説。具体的な収益改善策から、若手を定着・成長させる育成システムの構築まで、実践的な経営ノウハウを余すところなくお伝えします。

２０２５年５月中小企業庁が「100億企業宣言」のポータルサイトをオープンさせました。中小企業が中堅企業より、生産性をあげることが目的です。電気・設備工事業界で100億の絵はどのように描いたらよいでしょうか？事例をもとに、規模別の壁を乗り越える成長戦略をお伝えいたします

本講座では、電気・設備工事の経営者の皆様に必ず知って頂きたい補助金活用の基本知識から、2025年〜2026年に注目すべき補助金について解説いたします。また具体的にどのように補助金を活用すれば良いか分からないといった経営者様に向けて、補助金を上手に活用するためのポイントをお伝えいたします。

「売上は伸びているのに、なぜか利益が残らない…」
このような悩みを抱えている会社は少なくありません。その多くは、工事ごとの正確な利益が把握できていない「どんぶり勘定」の原価管理が原因です。どんぶり勘定のままでは、適切な見積もりができず、赤字工事の発生リスクが高まります。
本講座では、電気・設備工事会社が成長戦略を推進するために不可欠な「正確な原価管理」の進め方を解説します。具体的には、実績工数や材料費といったデータをリアルタイムで把握し、工事ごとの利益を正確に可視化する手法を学びます。これにより、経験と勘に頼らない、安定した利益体質を構築できます。また、原価管理の精度が上がれば、現場のシフトを最適化することも可能になります。職人の稼働率を適正化したり、これまで断っていた仕事も受けられるようになったりするなど、売上向上にも貢献します。成長を加速させるための「攻めの原価管理」を実践し、利益を最大化する経営基盤を確立しましょう。貴社の「100億企業化」という目標達成に向けて、本講座がお役に立てることを願っております。

本日の講座内容を踏まえ、同業種・業態の企業様とディスカッションをしていただきます。全国各地・お付き合いの業種により市況は様々です。気になる情報や、ほしい情報等、相互での情報交換を行っていただきます。

業績を伸ばす経営要素・技術力・対応力・採用・定着・育成の他に、業績を伸ばしている電気・設備工事業の経営者が抑えている経営戦略についてお伝えいたします。