小さなまちのインバウンドはズバリこの3ステップ!
第1ステップ「触れる」
先ずは地域と外国人が「触れる」ところから始めましょう。インバウンド観光客と交流し、地域の魅力を再発見しましょう。そこで他の市町村にはない強みを発見します。
次は「創る」フェーズです。
第2ステップ「創る」
地域資源を活かしツアー企画を実施
再発見できた地域資源を足元の外国人に知ってもらうためにツアーを企画します。その資源が町でどのような役割を果たし、また外国人が(日本人の感覚と比較して)その資源をどのように評価するのかを確認します。
第3ステップ「拡販する」
ツアーの商品化と海外メディア掲載を狙う!
「拡販する」フェーズです。ここではある程度住民の地域資源に対する理解が深くなり、域外への本格展開を視野に入れます。より多くの観光客に継続的に地域へ足を運んでいただく施策を展開するのです。
観光資源の拠点となる熊野古道の特性として、参道が狭いことや、田辺市にある宿泊施設の約半数が民宿ということから一度に大勢の観光客を受け入れることに適さない。この現状を踏まえた戦略を採ったことで、旅の目的を持った欧米豪の客層かつ個人客をターゲットとすることができました。
「外国人にとってわかりやすい環境にしなければならない、そのためには外国人の目線が必要だ」そこでカナダ人ALT教員だったブラッド・トウル氏を採用。ハードインフラでは主に各所道路標識の外国語表現の作成が急務とされました。
そしてよりインバウンド観光客への支援を加速するために個人旅行客に対するプランニングの支援を行っています。熊野古道のモデルコース案内や宿泊施設の紹介、またオプショナルツアーの紹介等を行っています。店舗では、熊野古道を歩く際に必要なツールの購入も可能となっており、旅行会社がやらない着地型観光を推進させています。
第1講座 13:00~13:40 |
我が国におけるインバウンド市場のトレンドを徹底解説! 株式会社船井総合研究所 チーフ経営コンサルタント 杤尾圭亮 |
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第2講座 (ゲスト講座: パネルディスカッション) 13:45~14:45 |
外国人個人宿泊者数 年間3万人超え!
田辺市熊野ツーリズムビューローの取組み
会長 多田稔子 氏 |
第3講座 14:55~15:55 |
小さなまちのインバウンドは「触れる」ことから!
支援現場から導き出された成功事例を大公開!
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第4講座 15:55~16:15 |
今、本当にインバウンド対策は必要か?今後の時流予測をもとに 株式会社船井総合研究所 上席コンサルタント 中野靖識 |
申し込みに関する問い合わせ◆中田
内容に関する問い合わせ◆白方
お問い合わせ電話番号:【セミナー事務局】0120-964-000(平日09:30~17:30)
和歌山県出身。2005年の市町村合併を機に設立された「田辺市熊野ツーリズムビューロー」の会長に就任。熊野古道エリアを「世界に開かれた上質で持続可能な観光地」とすることを目指し活動を展開。2010年には着地型旅行事業「熊野トラベル」を開始。地域にFIT(外国人個人旅行者)という新たなマーケットが形成され、2018年度の旅行事業売上げは4億円を超えた。日本におけるDMOの先駆けとして評価されている。
株式会社 船井総合研究所にて地域活性化を志し2005年にプロジェクトチーム「パブリックイノベーションチーム」を設立。その後一貫して、自治体、商工会議所などの公的機関に対するコンサルティングを行っている。コンサルティングスタイルは地域に入り込んでの合意形成から実行支援まで行う地域密着スタイル。得意分野は食文化を通じたブランド化であり、一定の成果が上がった後に人口定住、産業創造等への関連分野へ展開する。平均的な支援期間は5年程度となり、複数年度にわたりじっくり地域とお付き合いするケースが多い。
戦略の立案から展開、定着まで、経営全般にわたり幅広いコンサルティングフィールドを持つ。主にコンシューマー向け企業の現場における具体的な活性化業務に従事し、メーカーの営業戦略立案、展開サポートに多くの成功事例をもっている。
JRCA登録QMS審査員補。
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