リハビリ特化型デイサービスを経営しておりましたが、将来このまま介護保険に頼っているだけでは、報酬改定の影響で経営が圧迫されると考えていました。そんな時、デイサービスに通っていた65歳未満の若い脳梗塞患者から、「今のリハビリでは足りない、もっと良くなりたい」という声を頂いたことから、自費でリハビリサービスを提供することを思い立ちました。ここ５年で多店舗展開へと事業を拡大し、利用者は３,500名を超すに至りました。１店舗当たりの売上は年間5,000万円を超えています。2020年はコロナ禍で厳しい時期もありましたが、６月以降は業績も回復し過去最高益を記録しています。

元々リハビリサービスとは関係ない士業でしたが、これからの成長が期待できるリハビリ市場への参入を決めました。そもそも競合がなく、空白マーケットであったため、早ければ早いほど有利だと考えました。スタッフ１名から始められるという点も魅力的で初期投資も少なく済みました。今の時代、一つの事業だけではリスクが高く、成長分野での多事業化がカギとなります。WEBからの問い合わせが多いという点も異業種から参入した自分たちには相性が良かったです。競合が少ないうちに多店舗展開を図りたいと思います。

整骨院を行っており、疾患を持った方にも対応できる、専門性の高い施設という差別化を図るために、自費リハビリ事業の立ち上げを行いました。腰痛などでお困りの健常者さんから、外出を楽しみたい後遺症の方まで、身体の軽重に関わらず必要とされる施設を目指しています。また、まわりに競合がいないことや、初期投資額がかからないことも参入の後押しになりました。整骨事業の人員や設備を、新事業にも充てることができたので、投資額は200万円以下です。自費リハビリ事業が安定した収益源となっており、施設全体として業績アップすることが出来ました。